~KSN管理栄養士から毎月の健康情報をお届け~
過去のもの(~2020.3)は弊社公式Instagram @ksn.kyoto.officialをご確認ください。
※インスタグラムで紹介した内容も順次こちらで紹介しています。
筋肉をつけたいと思う方にとって、昔から欠かせない存在の“プロテイン”。
ひと昔前まで、「筋肉をムキムキにしたい人が飲むもの」という世間の声が多かったですが、少しずつ正しい知識が広がり始め、現在は運動をせず飲んでいる方も!
食事から栄養素を摂るのが一番ですが、補えない部分を助けてくれるので、賢く使えば筋肉をつくるためや運動によって失われるたんぱく質の補給のために有効です。
ただし、大量に飲むと良いというわけでもないのです!
(知識がない方が飲むと体の不調をまねくことも…。)
プロテインには様々な種類があり、飲む際には、用途に応じて正しく選ぶことが大切です。
今回はプロテインについて学んでいきましょう♪
今日は、タイミングに応じたプロテインの摂取についてお届けします♪
最初から読みたい方はこちら!
★プロテイン vol.1(そもそもプロテインとは?)
★プロテイン vol.2(プロテインの種類について)
別のことをしながらでも学べる“ながら食育”
文章を見ながら、耳でも聞いてみたい方はぜひ!聞いてみてくださいね!
(今後も様々なものを音声化していく予定です!)
「食育ちゃんねる」
よろしければ見てみてください!
タイミングに応じたプロテインの摂取
なんとなく筋肉をつけるために飲んでいる…という方は、以下のタイミングと種類に気をつけてみてください。
それぞれの違いを簡単に説明すると…
★運動前
運動中の筋肉の分解を抑制するためにたんぱく質を摂る。
消化吸収のことを考えて、食事は2~3時間前までに済ませましょう。
食事が摂れない場合は、消化吸収の早いホエイのプロテインを1時間前までに飲むようにしましょう。
★運動中
血液中のアミノ酸濃度の低下を抑えるために、アミノ酸(※)を摂ることもひとつです。
★運動終了直後
筋肉の分解を食い止め、運動により傷ついた筋肉を修復するためにたんぱく質が必要です。
すぐにたんぱく質を摂りましょう。(エネルギー補給のために糖質も摂りましょう。)
その際には吸収の早いホエイがおすすめです。
★就寝前
筋肉でのたんぱく質の合成が睡眠中も続くように、就寝前にプロテインを飲む方もいらっしゃいます。
その際には、消化吸収が緩やかなカゼインやソイを選ぶようにしましょう!
※アミノ酸
たんぱく質を構成しているもの。
アミノ酸が連なってたんぱく質が出来ている。
プロテイン(たんぱく質)を摂っても、そのまま体内の筋肉(たんぱく質)とはならず、一度分解され、アミノ酸になってから再度筋肉(たんぱく質)となるので、運動中はアミノ酸を摂る場合も多い。
先ほどからお伝えしているように、個人的には、“基本は食事”だと考えていて、たんぱく質に関してはほぼ食事から摂れると思うので、食事に気をつける方が先決だと思っています。
以前にもお話ししたように、基本は「まごはやさしいの食材を日々の食事に取り入れる」「主食・主菜・副菜を揃える」です。
「食事が適当でもプロテインを飲めば何とかなる」などと考えている方がもしいらっしゃれば、この機会に考えを改めていただければ幸いです。
プロテインは、基本的には運動をされる方で、効率よくたんぱく質を補っていきたい場合に、バランスのとれた食事と併せて正しく使うようにしていきましょう!
バランスのよい食事についての基本はこちら!
★バランスのとれた食事って?①
★バランスのとれた食事って?②
★どうしてバランスよく食べないといけないの?