和菓子 vol.3

~KSN管理栄養士から毎月の健康情報をお届け~

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梅雨の時期は、むしむしとした暑さを感じますよね。
そんな暑い時期には、水ようかんなどの冷たい和菓子はいかがでしょうか。

実は、6月には和菓子の日があります。

平安時代、848(承和15・嘉祥元)年の6月16日に仁明天皇(にんみょうてんのう)が、御神託に基づき、「16」にちなんだお菓子を神前に供え、疫病を祓い、健康招福を祈願し、元号をあらためました。

その後、厄除け・健康招福をかねて、6月16日に和菓子を食べる文化が長き(明治時代頃まで)にわたり続いてきました。

そのような歴史を踏まえ、6月16日に和菓子の日が制定されました。

今月は、“和菓子の日”にちなみ、「和菓子」についてお話しします。

今日は、和菓子「水無月」についてお届けします。

和菓子「水無月」

弊社本社がある京都では、夏越の祓※のひとつとして、6月30日を中心に、6月に「水無月」という和菓子を食べる風習があります。

※行事自体は、伝統行事であり、全国各地の神社で行われています。
6月の晦日(みそか)に半年間の罪やけがれを祓い、その後の半年も無病息災でいられるように祈願するものです。

「水無月」の形は、氷をかたどっています。
形の由来は下記の通りです。

宮中では旧暦6月1日に「氷の節句」が行われていました。冬にでき、氷室(ひむろ)※に保存しておいた氷を口にし、夏を健康に過ごせるよう祈ったそうです。庶民は、その貴重な氷を食べることが出来なかったため、氷をかたどった三角形の外郎(ういろう)に厄除けの小豆をのせた和菓子が作られました。

※氷室  天然の氷を夏まで保存しておくためのむろ。山かげや地中に穴をあけ、草などで覆ったもの。

現在でも、京都ではとてもポピュラーなものであり、6月になると、多くのスーパーや和菓子屋さんに「水無月」が並びます。

その土地ならではのものですので、今年は難しいですが、今後この時期に京都にお越しの際は、ぜひともご賞味ください。


最近は行事食や地域の伝統食を知らないまま育つ子も多いです。
今回の「水無月」のように、全国各地にその土地ならではの食や文化があると思うので、子どもたちにもっと広くこのようなことを伝える場があればなぁーと日々考えています。
今回の話をきっかけに、お住いの地域の食について考えてみて下さったらうれしいです。

私はすでに水無月を食べましたが、好きなので、あともう1回くらい食べようかな…と考えています。

次は“牡蠣”に関する話をしようかと思っています。
乞うご期待♪♪