和菓子 vol.2

~KSN管理栄養士から毎月の健康情報をお届け~

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梅雨の時期は、むしむしとした暑さを感じますよね。
そんな暑い時期には、水ようかんなどの冷たい和菓子はいかがでしょうか。

実は、6月には和菓子の日があります。

平安時代、848(承和15・嘉祥元)年の6月16日に仁明天皇(にんみょうてんのう)が、御神託に基づき、「16」にちなんだお菓子を神前に供え、疫病を祓い、健康招福を祈願し、元号をあらためました。

その後、厄除け・健康招福をかねて、6月16日に和菓子を食べる文化が長き(明治時代頃まで)にわたり続いてきました。

そのような歴史を踏まえ、6月16日に和菓子の日が制定されました。

今月は、“和菓子の日”にちなみ、「和菓子」についてお話しします。

今日は聞いたことある方も多い“和菓子はたくさん食べても太らない?”についてお伝えします。

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“和菓子はたくさん食べても太らない?”

世間で言われる“和菓子はたくさん食べても太らない”
さて、本当でしょうか?

和菓子は油脂を使うことはあまりなく、
カロリーも洋菓子に比べて低いため、太らないと思い、
一度にたくさん食べる方もいらっしゃるかと思います。

もちろん、間違いではない部分もあります。

和菓子は…
脂肪分が非常に少ないため、洋菓子に比べて低カロリーです。
小豆には便秘予防に関わる食物繊維や抗酸化作用のあるポリフェノールも多く含まれています。

このようなことから、和菓子はたくさん食べても太らないという言葉が生まれたのでしょう。

しかし、血糖値の観点からみると、少し異なります。

和菓子は、たんぱく質(乳製品など)や脂質(油脂類など)が少なく、食物繊維もものにより含まれますが、糖質が主となっています。
糖質(主に砂糖)が多いため、和菓子は、血糖値を急激に大きく上昇させてしまい、それに伴い、インスリン※が大量に分泌されます。

※インスリン 血糖値を下げるホルモン

そのため、血糖値の下降がはやく、空腹感が出やすくなるので、満足感を得るために、次の食事をいつも以上に多く食べてしまうことにつながります。

さらに、インスリンには、過剰な血糖を脂肪に変えて、蓄える働きがあるので、体に脂肪がつきやすくなってしまいます。

血糖値の急激な上昇を防ぎ、緩やかな上昇、下降をする方が、空腹感が出にくくなり、
また、インスリンも過剰に分泌されないため、
血糖値の観点からみると、食事と食事の間に何か間食をした方がよいとは考えられます。

このことから「和菓子」「洋菓子」を問わず、食事の間に適度な間食をすることで、ドカ食いを防ぎ、1日トータルの食事量が減り、太りにくくなるとは考えられますが、和菓子はたくさん食べても太らない”とは言うことができないように思います。

※現在、糖尿病などで治療中・療養中の方は、かかりつけの医師など専門職にもご相談の上、間食を摂るようにしてください。


和菓子はたくさん食べてもよいものだと思い、和菓子を食べ過ぎたり、逆に、我慢のしすぎでストレスを感じ、発散するために別のものをドカ食いをすると肥満に繋がりますので、我慢しすぎず、日々の楽しみや気分転換程度に少量食べることをおすすめします。

次回は、和菓子「水無月」についてご紹介していきたいと思います。
弊社本社の所在地である京都ではメジャーなんですが…みなさんご存じですか。

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