牡蠣に含まれる栄養素 vol.2 ~多量ミネラル~

牡蠣は“海のミルク”とも言われ、栄養豊富な食材として知られています。
栄養豊富とは知っていても、どのような栄養素が含まれているかについては知らない方も多いと思います。

様々な栄養素が含まれていますので、見ていきましょう。

今回は、ミネラル(多量ミネラル)について見ていきましょう!!

ミネラルは、体の構成成分になったり、機能を調整したりします。

ミネラルは、体内に存在する量から、多量ミネラル・微量ミネラル・超微量ミネラルと分類されています。

ミネラル(多量ミネラル)

骨や歯など骨格の構成成分になったり、体の細胞内外に存在していたりと、比較的多く体内に存在しているミネラルです。

ナトリウム
現代では、摂りすぎが心配される栄養素ですが、発見に際しては、動物が塩沼に群がっていたことから、ナトリウムでなく、“食塩”が必須成分?と考える方もいたようです。
体内のミネラルバランスを調整し、神経の正常な伝達や心臓や筋肉の機能を保ちます

カリウム
ナトリウムとバランスを取って、体内の水分量や筋肉の収縮を正常に保ちます。
海藻類、野菜類、豆類、芋類に豊富に含まれています。
面白いのは、ほとんどすべての食品で、生であればナトリウムよりもカリウムの方が多く含まれているのに、調理の過程で加工していくことで、その比が逆転していくことです。
出来る限り食材本来のまま食べることが大切です。

カルシウム
今では「摂らないとイライラする」「身長伸ばすためには摂りなさい」などと言われる機会も多いカルシウム。
古代人は科学的な性質などもちろん知りませんが、石灰を様々なことに用いていました。
なんと骨が石灰質から出来ているのは古くから知られていたようです。
骨や歯の材料となるほか、血液にも一定数が含まれ、細胞の中と外の濃度の差を利用し、情報伝達を行います。

マグネシウム
古代ギリシアでは、マグネシア地方でとれる白マグネシウムと呼ばれていたものが様々な病気に効くと言われていました。
その中に現在のマグネシウムが含まれていて、そこから名付けられた栄養素です。
実は早くに発見されていましたが、あまり注目されず…。
全身の様々な反応に関わる大事な栄養素だと、注目されるきっかけになったのは日本人だそうです。

リン
あまりなじみがない栄養素かもしれませんが、体内ではカルシウムに次いで多く含まれるミネラルです。
骨や歯などの材料になります。
加工食品やインスタント食品に“リン酸塩”という添加物として多く含まれるので、外食や出来合いものが多い方は要注意です。

~参考書籍~ 
糸川嘉則、最新ミネラル栄養学、健康産業新聞社、2000
吉田企世子 松田早苗、あたらしい栄養学、高橋書店、2010


“ミネラル”という言葉を知っていても、なかなかそれぞれのミネラルがどのような働きをしているかまではご存じなかったのではないでしょうか。

多量ミネラルは比較的多く体内に存在しているので、聞いたことがあるものが多かったと思います。

次回は、ミネラルの続き(微量ミネラルと超微量ミネラル)です。
中には聞いたことのないミネラルもあるかもしれません…。
乞うご期待!

続きはこちら!
https://ksn.kyoto/health_information/927/

前回の内容はこちら!
https://ksn.kyoto/health_information/915/