~KSN管理栄養士から毎月の健康情報をお届け~
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今年も暑いですね…。
京都は連日暑い日が続いております。
皆さんはこの暑い日々をいかがお過ごしでしょうか。
私は「毎年今年が一番暑い、もう無理…」と思いながら何とか夏を乗り切っています。
さて、暑い日に食べたくなる果物といえば、何を思い浮かべるでしょうか。
「キンキンに冷えたすいか!!」おいしいですよね。
すいかは水分が多いので、体を冷やす働きがあるのは多くの方がご存知かと思いますが、すいかって実はそれだけではないんです!!
暑い夏を食べ物で乗り切ろうということで、今月は、すいかについてお話ししたいと思います。
今日は、すいかの栄養についてお話しします。
最初から読みたい方はこちら!
★すいかvol.1 すいかって野菜?果物?
本文の音声化も作成しました!
別のことをしながらでも学べる“ながら食育”
すいか vol.2 【すいかの栄養】
文章を見ながら、耳でも聞いてみたい方はぜひ!聞いてみてくださいね!
「食育ちゃんねる」
よろしければ見てみてください!
すいかの栄養
冒頭でも述べましたが、
すいかは体を冷やす食べ物として知られており、なんと90%以上が水分です。
夏場に起こりやすい脱水には、水分はもちろん、汗と共に失われるミネラル類を補給する必要がありますが、すいかはミネラルなどの栄養素も多く含んでおり、天然のスポーツドリンクとも言われます。
ここではすいかに含まれる栄養素についてみていきましょう。
【主な栄養素】
●カリウム
細胞内外の水分量の調節に関わっています。
また、筋肉の働きをコントロールしたり、血圧の調整にも関わります。
カリウムは多くの食品に含まれるため、ダイエットなどで偏った食生活をすることなく、通常の食事をしていれば、不足しないと言われていますが、下痢や汗をかいた時などは排出が多くなり、不足しがちになります。
●βカロテン
緑黄色野菜などに多く含まれ、強力な抗酸化力をもつ栄養素です。
体内では必要量に応じてビタミンAに変換されます。
ビタミンAは皮膚や目の健康をサポートします。
●リコピン(=リコペン)
強力な抗酸化力をもつ栄養素です。
βカロテンと同じカロテノイドの一種ではありますが、こちらは体内でビタミンAには変換されません。
●シトルリン
アミノ酸の一種で、利尿作用があり、体内の老廃物の排出をサポートします。
シトルリンはすいかから発見された成分であり、すいかの学名Citrullus lanatusから名づけられたものです。
昔は腎臓病に効くとされ、果汁を煮詰めて薬として使われていたそうです。
●ビタミンC
肌を日焼けから守り、皮膚に大切なコラーゲンの合成にも関わります。
ここでは主な栄養成分についてご紹介しましたが、その他にもマグネシウムや亜鉛など普段の食事で不足しがちな様々な栄養素が含まれています。
これこそ「天然のスポーツドリンク」と言われる由縁ですね!
90%以上が水分ですが、実(じつ)は栄養もたっぷり。
天然のスポーツドリンクとも言われているんですよ♪
すいかの実を食べた後…“皮”や“種”はどうしていますか?
次回は、すいかを最後までおいしく食べよう!をお届けします。
続きはこちら!
★すいかvol.3 すいかを最後までおいしく食べよう!