出来る場所によって、受ける印象が変わるほくろ。
前回、そもそもの部分であるほくろがどう出来るのか?などを学んだので、今回はみなさんが一喜一憂するほくろに迫っていきましょう!
①手のひら・足の裏のほくろは、ほんとに危険?
「手のひらや足の裏のほくろはがんになるから危ない」とよく聞きますよね。
理由は?と聞かれると…
はっきりと答えられない方が多いのではないでしょうか。
実は…
一見ほくろと見分けのつかない【メラノーマ】というがんが比較的手のひらや足の裏にできやすいので危ないと言われるのです。
ほくろはあっても大丈夫です。
皮膚科医でも一目見ただけではわかりにくい場合もあるそうなので、私たちにはわかるわけがないと思うのですが、特徴として以下のことが挙げられます。
~メラノーマの特徴~
●大きさ 6mm以上である
鉛筆の削っていない方で隠しきれない大きさであれば注意
●左右非対称である
●黒い部分の周りの色がぼんやりとしていて、境界線がわかりづらい
上記は一般的な特徴ですが、該当するものがあり、ご心配な方は、医師にご確認いただきますようお願いいたします。
手のひらや足の裏のほくろが即危険というわけではありませんが、あると観察が必要になりますので、このほくろは出来てほしくない=嬉しくないほくろという扱いになっていると思います。
②泣きぼくろがあるとどうして美人と言われるの?
世間一般でよく言われているので、聞かれたことがある方もいらっしゃると思います。
主観的なところなので、何か指標があるのか?根拠があるのか?と思い、調べてみました。
そもそも泣きぼくろ(涙ぼくろ)をご存じですか?
このほくろは、目の下にあるほくろのことを言います。
人相学の一説として…
泣きぼくろ(涙ぼくろ)がある
→泣き虫に見える
→泣き虫ということは感受性が豊か
→表情がころころ変わる
→かわいい
と考えられるようです。
【泣きぼくろがある人の方がかわいいと思う傾向がある】という結果が出たという論文を読みましたが、読み進めていくと、実はその結果は、「泣きぼくろがある人の方がかわいいと言われているという情報を知っていた」ということも影響していたようです。
世間一般が、そのような人をかわいいと判断するという情報をゼロには出来ないので、なかなか検証はむずかしいのかもしれません。
ただ、今は、かわいく見られたいということで、目の下に化粧でほくろを書く方もいるので、泣きぼくろはある方がよい=嬉しいほくろという扱いになっているということは確かだと思います。
ほくろについて詳しくなったみなさん。
ご自身のほくろを一度確認してみてください。
気になるほくろ?があった場合は、そのままにせず、皮膚科でご相談いただくようお願いいたします。
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ほくろ①