雨が多く、高温多湿の気候では微生物が活発に活動します。
そのような風土を活かした食品として日本では味噌や醤油、納豆などの発酵食品の文化が育ちました。
発酵食品の中でも今回は味噌に注目!!
体調を崩しやすい季節に、栄養たっぷりの味噌汁で体調を整えてはいかがですか?
①味噌の数だけ味がある
和食といえば「ご飯に味噌汁!」というイメージが強いですよね。
それほど味噌汁は私たちに身近な存在であり、昔から日本人の長寿を支えてきた汁物です。
味噌汁の材料である味噌は、蒸した大豆に麹と食塩を加え、発酵させたものです。
使用する麹の種類によって「米みそ」「麦みそ」「豆みそ」に大きく分類されます。
【米みそ】
豆に米麹を加えてつくられる
味にクセがなく、多くの人に好まれている味噌
全国の生産量の約8割を占める
【麦みそ】
豆に麦麹を加えてつくられる
自然な甘みがあり、野菜の味とよくなじむ味噌
別名“田舎味噌”とも呼ばれる
【豆みそ】
大豆のみを主原料としてつくられる
豆特有の旨みとかすかな渋みのある味噌
愛知の“八丁味噌”が有名
また、味(塩分量の違い)によって「甘みそ」「甘口みそ」「辛口みそ」に分類され、
米みそは色の違いによって、さらに「赤みそ」「淡色みそ」「白みそ」に分けられます。
昔から日本ではその風土にあった味噌がつくられ、土地の銘柄が付いたものが多く存在します。
代表的な味噌を分類すると以下のようになります。
≪京都≫ 西京味噌(米みそ・白・甘)
≪長野≫ 信州味噌(米みそ・淡色・辛口)
≪宮城≫ 仙台味噌(米みそ・赤・辛口)
≪鹿児島≫薩摩味噌(麦みそ・甘口)
≪愛知≫ 八丁味噌(豆みそ・辛口)
このように味噌は麹の種類やつくられ方、産地によって多様な種類があり、それぞれに独特の風味や味わいがあります。
また、産地の離れたものや素材の異なる味噌を合わせると風味がまろやかになり、違った味わいが楽しめるのでおすすめです。
次回は味噌汁のパワーについてご紹介!!
洋食が多いから、最近味噌汁を飲んでいない…という方にこそ読んでいただきたい内容です♪
どんなパワーを秘めているのでしょうか?
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和食の代表選手!「味噌汁」②