牡蠣はスーパーフード?~亜鉛の働き②~

「海のミルク」とも呼ばれる牡蠣

その由来は身が牛乳のように白く、良質なたんぱく質やミネラル、ビタミン、タウリン、グリコーゲンなど様々な栄養素を含むことから呼ばれるようになったのだとか。

まさにスーパーフードとも呼べる存在です!

最初から読みたい方はこちら!
★牡蠣はスーパーフード?~亜鉛の働き①~

④牡蠣といえば亜鉛 ~健康維持編~

亜鉛×肝臓

亜鉛はアルコール分解酵素など肝臓内の酵素が働くためにも欠かせない栄養素。
肝臓には亜鉛が蓄えられていますが、お酒をよく飲む方や肝疾患の方では亜鉛が不足しがちなので注意です。

亜鉛×味覚

舌の表面にある“味蕾(みらい)”の生まれ変わりを促し、味覚を保つために必要
味覚障害の主な原因は①亜鉛不足 ②薬による副作用 ③うつ、ストレスと様々ですが、いずれの場合も治療の基本は亜鉛を十分に摂ることだそうです。

亜鉛×免疫

免疫機能の維持には亜鉛・鉄・銅・セレンなどのミネラルが大きな役割を果たします。 また、亜鉛不足は免疫機能の低下につながります。

亜鉛×血糖値

血糖値を下げる唯一のホルモン、インスリンの合成・活性に必要とされます。
糖尿病の方では尿中の亜鉛排泄量が増えるため、亜鉛不足の傾向にあります。

亜鉛×メンタル

「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンの分泌にも関わり、不足すると精神面の不調やイライラ、落ち込みがあらわれやすくなります。
ストレスの多い人ほど体内で亜鉛が消耗されてしまうので、より積極的に摂る必要があります。

⑤牡蠣は「R」がつく月に食べよう

このように亜鉛などの栄養たっぷりな牡蠣ですが、生の牡蠣にはデメリットも。
それは 旬があり、一年中食べることが出来ないこと

マガキは夏に産卵期を迎えます。
産卵で栄養を使い果たすと身が痩せ、味が落ちてしまいます。

そのため、夏には店頭に出回らず(※)、産卵前の冬~春にかけてが一番美味しいんです。

西洋では「Rのつかない月にカキを食べるな」ということわざもあるほどです。
(Rのつかない月:May5月、June6月、July7月、August8月)

※牡蠣の品種によっては夏が旬のものもあります。 

また、牡蠣などの二枚貝にはノロウイルスに感染するリスクがあるため、職業によっては予防のために牡蠣を避けていらっしゃる方も。

シーズンを問わず、誰でも安心して飲めるという点でかき肉エキスはおすすめですよ。

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