牡蠣はスーパーフード?~亜鉛の働き①~

「海のミルク」とも呼ばれる牡蠣

その由来は身が牛乳のように白く、良質なたんぱく質やミネラル、ビタミン、タウリン、グリコーゲンなど様々な栄養素を含むことから呼ばれるようになったのだとか。

まさにスーパーフードとも呼べる存在です!

①亜鉛って何?

様々な栄養素を含む中で、特に牡蠣が優れているのが亜鉛の量

食品の中でもトップクラスの含有量です。

※亜鉛を多く含む主な食品(食事1回あたりの含有量[mg])

“鉛”という字が使われていることから、
「何となく体に悪そう・・・」と勘違いされることもしばしばですが、体内の様々な働きや健康維持に欠かせない必須ミネラルです。

その働きは200種類以上の酵素の構成・酵素反応、ホルモンの合成や分泌の調整、DNAの合成、たんぱく質の合成、体の成長や維持など…挙げればキリがないほど!

また、人間の体内で作ることや一度に沢山摂っても貯めておくことが出来ないため、毎日補うことが大切です。

特に妊娠中・授乳中の方や病気療養中の方、成長期のお子さんや激しいスポーツをされている方は亜鉛が不足しやすいので積極的に摂りたいですね。

ここからは亜鉛と女性の健康との関わりについてご紹介します。

②牡蠣といえば亜鉛 ~女性のカラダ編~

亜鉛×

肌のスムーズなターンオーバー(新陳代謝)を促します
また、ビタミンCと協力して皮膚の潤いやハリを保つコラーゲンを作ります。

亜鉛×

髪の主成分であるケラチン(たんぱく質)の生成と髪の成長を助け、抜け毛を防ぎます。

亜鉛×PMS(月経前症候群)

亜鉛には、PMSの精神症状・頭痛や乳房痛などの身体症状を和らげるだけでなく、月経困難症の軽減にも効果的であることが報告されています。

亜鉛×月経不順・不妊

卵胞刺激ホルモン(エストロゲン)や黄体形成ホルモン(プロゲステロン)の分泌を促します。
亜鉛不足は月経の乱れ・無排卵といった症状や不妊にも関係があるといわれています。

亜鉛×更年期

ホルモンバランスを整え、更年期症状の緩和にも役立つとされます。

③ミネラルを効率的に摂るために

様々な調理法で美味しく食べられるカキですが、あるものと組み合わせることで栄養素の吸収率がぐっと高まります。

それは酢やレモン汁
含まれるビタミンCやクエン酸には、カキに含まれる亜鉛や鉄の吸収率をアップする働きがあります。

普段、何気なくカキフライや殻つきの生ガキにレモン汁をかけたり、酢ガキにして食べていますが、実はとても理にかなった食べ方なのです。

また、酢やレモンの爽やかな香りによって、カキの臭みを消す効果も。

かき肉エキスを飲む時にも応用できるので、是非お試しください!

次回も引続き、亜鉛と健康との関わりについてご紹介します。

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★牡蠣はスーパーフード?~亜鉛の働き②~