真夏のイメージが強い熱中症。
実は、熱中症は5月から多く発生しています。
また、梅雨の晴れ間や梅雨明けの時期など急に暑くなる時期は注意が必要です。
夏本番の暑さを迎える前に“熱中症対策”始めませんか?
①熱中症になりやすいのは○○?
熱中症になりやすい人とは?
熱中症になりやすい人として「子ども」「高齢者」「スポーツをする人」「屋外で活動する人」はイメージしやすいかと思います。
それ以外にも「キッチンで火を使う人」「脱水症状の人」「持病がある人・体調不良の人」「普段から運動不足の人」も注意が必要です。
こう見てみると、意外と多くの人が自分にも当てはまると感じるのではないでしょうか。
その他には「暑さに慣れていない人」も要注意。
1年で熱中症になる人が最も多いのは7月中旬から8月の上旬ですが、これは梅雨が明けて、気温がぐんと上昇する時期と一致します。
急に暑くなった日や、暑いところで活動する日には、熱中症にかかりやすい状態になっていないかチェックするようにしてくださいね。
どんな時に熱中症が起こりやすい?
「気温が30℃を超えるような暑い日」はもちろん、「風が弱い日」や「湿度が高い日」も熱中症が起こりやすくなります。
また、「日差しが強い時」は直射日光だけでなく、照り返しにより熱中症の危険が高まるので、地面に近い場所にいる身長の低い人や子どもは注意が必要です。
熱中症になりやすい場所は?
熱中症の発生場所(※)の統計を見ると、
1位はなんと住居(39.5%)、つまり屋内で起こっています。
2位の道路(16.6%)、3位の公衆[屋外](11.8%)と比較してもかなり多いことが分かります。
屋内でも熱気や湿気がこもりやすい場所(風呂場、階層の高い部屋)や、熱帯夜の続く夜間は熱中症が起こりやすいため、窓を開ける・冷房をつけるなど空調を整えましょう。
熱中症についてはこちらのコラムもご参考ください。
健康コラム第30号「熱中症」
※令和4年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況【総務省】より
もし、自分自身や周りの方に熱中症を疑う症状がみられた時は、
以下の応急処置(※)を参考にしてください。
チェック①【意識があるかどうか】
はい→「涼しい場所に移動し、衣服をゆるめ体を冷やしましょう」
いいえ→「救急車を呼びましょう」
チェック②【水分・塩分を自力で摂取出来るかどうか】
はい→「水分・塩分を補給しましょう」
いいえ→「医療機関を受診しましょう」
チェック③【症状がよくなったかどうか】
はい→「そのまま安静にして十分に休息をとり、回復したら帰宅しましょう」
いいえ→「医療機関を受診しましょう」
※熱中症予防情報サイト(熱中症の対処方法[応急処置])【環境省】より
次回は暑さに負けない体づくりのポイントについてご紹介します。
続きはこちら!(近日公開)
★今からはじめる熱中症対策!②