今回は前回の話の続きを見ていきましょう!
健康情報の音声化や動画でのお届けを開始!
「食育ちゃんねる」
よろしければ見てみてください!
前回の話はこちら!
★その“疲れ”副腎が原因かも?①
④ちょこっと豆知識!
~なぜ血糖値を上げるホルモンが多いの?~
“アドレナリン”“コルチゾール”ともに、血糖値を上げてしまいます。
実は、血糖値を上げるホルモンには数種類あるのですが、下げるホルモンは“インスリン”ただひとつです。
理由は、人間が生きてきた環境が「その日の食料を得るのもままならない」や「そんな状況の中でも緊張感をもって、狩りにいかなければ…」、「次いつ食べられるのか…」だったからです。
そのようなところから、私たちの体には「空腹でも戦える体」を支える機能はたくさんあるのです。
飽食で食べ物に困らない環境+運動もせずエネルギー過多の状況は、人間の歴史を見てもここ数十年です。
現代ではエネルギーの摂りすぎや運動不足でただでさえ“インスリン”に活躍してもらわないといけない環境が整っているのですが、ストレスでコルチゾールの分泌が増えると、よりインスリンの効きも悪くなってしまい、糖尿病になるリスクが上がってしまいます。
たかが“疲れ”・“ストレス”とあなどってはいけません!
チェックリストで、一度疲労度をチェックしてみましょう。
⑤副腎疲労度チェック
チェックに該当するものはありましたか?
これらの中でも、副腎が過剰に働きすぎて、ホルモンの分泌がうまくいっていない時に現れやすいサインは、集中力の低下だと言われます。
副腎を疲れさせないように、コンディションを良好に保つことが大切です。
⑥どのような栄養素を摂るべき?
副腎は人体の中で、ビタミンCを一番必要としている臓器です。
ビタミンCはストレスに対抗するホルモンの材料となりますので、人間がストレスを受けた時に、一番消耗する栄養素です。ビタミンCはほとんどの動物では体内で作ることができるのですが、人間はつくることができませんので、口から摂取するしかありません。
普段からバランスのよい食事を心がけ、体内に十分な量のビタミンCを確保する必要があります。
ストレスから体を守るためには、ビタミンC以外にも、ビタミンB群やミネラルなど多岐にわたる栄養素が必要です。
また、栄養素は単体で摂るよりも、バランスよく摂ることで、力を発揮しますので、ひとつの栄養素に限らず、様々な栄養素を摂るように心がけましょう!
いくらよいと言われる食材であっても、すべての栄養素を満たす食材はありません。そのようなところからも、様々な食材をまんべんなく選ぶ(=バランスよく食べる)ことが大切だとわかっていただけると思います。
みなさんの副腎は疲れていませんでしたか?
人間の生活する環境が、体の進化が追い付かないほど早く変わってしまったため、より気を付けて生活していく必要があります。
栄養についても書きましたが、精神面でリラックスするには、上手にストレス発散をすることも大切です。
私自身は、ヨガを始めて、ヨガの呼吸法(「鼻から吸った秒数の倍の時間をかけて鼻から吐く」かつ「腹式呼吸」)を行うことで、ストレスが和らいできました。
後は、お風呂にゆっくりつかることもリラックスになりますよ!
完全にストレスをなくすことはできませんので、みなさんも自分なりの解消法を見つけて、少しでも体を疲れにくくしていきましょう!