増量のためにたくさん食べさせるのって?②

いまだに結構聞く機会も多い、「指導者から毎食〇合のご飯を食べなさい。完食しないと練習させない。」という話、どう思いますか? 

実際、そうした方がよいのでしょうか?

今回は、前回の話を踏まえた上で、どのような食事をしていけばよいのかについて見ていきましょう♪

健康情報の音声化や動画でのお届けを開始!
「食育ちゃんねる」
よろしければ見てみてください!

前回の話はこちら!
増量のためにたくさん食べさせるのって?①

では、どのような食事にすればよいのでしょうか?

どのような食事をすべきかについてですが、ひとつは、「主食・主菜・副菜を揃える」。
もう一つは「まごわやさしいの食材を選ぶ」。

主食は、ごはんやパン、めん類など(主にエネルギーのもとになる食品)。

主菜は、魚や肉、たまごや豆腐(主に体をつくるもとになる食品)などを多く使ったおかず(メインのおかず)。

副菜は、野菜やきのこ、いもや海藻類(主に体の調子を整えるもとになる食品)などを多く使ったおかずを言います。

また、まごわやさしいはバランスのとれた食事の食材の頭文字で、「ま」豆類、「ご」ごま、「わ」わかめなどの海藻類、「や」野菜、「さ」魚、「し」しいたけなどのきのこ類、「い」いもです。

まごわやさしい以外の食材である肉や卵などは、現代の食事では摂っている方も多いです。
そのため、まごわやさしいの食材をより意識しましょう。

まずは、バランスよくまんべんなく食事を摂取することを優先しましょう。
量は自分の食べられる範囲で、いろいろなものを少しずつでも食べましょう。
(同じ食材には決まった栄養素しか含まれていないため)

食事に合わせて…『運動』も!

運動をすることで、消費エネルギーが増え、お腹が空くようになります。
お腹が空いた分、食べられる量も多くなり、それが成長にも上手く使われます。


栄養を摂らないといけないのはみなさんご存知ですが、消化・吸収のところまでは考えていない方も多いです。

せっかく摂った栄養を無駄にしないためにも正しい知識を入れましょう!!

私も胃腸が弱いので、たくさん食べても無駄になってしまいます…。
小さい頃は本当に少食でしたが、運動を始めてからは、運動でお腹が空くので、食べられる量が増えた記憶があります。

運動に見合った食事を心がけていきましょう!
無理してごはん(主食)だけを口に入れているようであれば、少しの量でもいろいろな食材をまんべんなく食べるを心がけるようにしてください。

スポーツを頑張るこどもたちの中には、頑張って食べていてもそれ以上の運動をしているケースもあります。
あまりにも激しい運動であれば、運動量やメニューを軽くするという視点を指導者には持っていただきたいと思っています。