“タイミング”“選ぶもの”でパフォーマンスに明確な差が生まれる!“補食” vol.2

何となくで選んでいると力が出ないどころか悪影響を及ぼすことも。

補食のみならず、せめて当日は食べるものを気にした方が活躍できると思います。

パフォーマンスアップのために、知識は持っていた方があなたのためになりますし、成長期の子どもたちであれば成長にも栄養は必要なので、なおのこと気をつける必要がありますよ!

ケガなく過ごすためにも今一度見直してみよう!

今日は、スポーツをする際の補食のタイミングと必要な栄養素とは?ということについて見ていきましょう♪

《以前配信した内容を基にした音声化です》
本文の音声化も作成しました!
別のことをしながらでも学べる“ながら食育”


補食 vol.2(スポーツをする際の補食のタイミングと必要な栄養素とは?)

文章を見ながら、耳でも聞いてみたい方はぜひ!聞いてみてくださいね!
(今後も様々なものを音声化していく予定です!)


「食育ちゃんねる」
よろしければ見てみてください!

最初から読みたい方はこちら!
★運動時に上手く使えばパフォーマンスアップ!“補食” vol.1

①なぜ糖質?なぜたんぱく質?

まずは、なぜ糖質とたんぱく質を中心にとっていくとよいのかについて見ていきましょう。

運動を始めると体の中では…
運動スタート
①毎日の食事から摂っている糖質のうち、余った分を筋肉や肝臓にグリコーゲンとして蓄えています。
まずは、糖質(グリコーゲン)を
エネルギー源として利用します。
※脂肪もエネルギーとなっていますが、ここではわかりやすいように
糖質とたんぱく質についてのみ
お話しします。
②運動が長時間になると、体内の
グリコーゲンが少なくなってきます。
グリコーゲンがなくなってもエネルギーは生み出さないといけないので、筋肉のたんぱく質を分解して、
エネルギー源にします。
運動終了
③運動中に糖質(グリコーゲン)とたんぱく質が消費されてしまっているので、
速やかに糖質・たんぱく質を摂取する必要があります。

糖質を摂取しないと、体内にエネルギー源がないので、たんぱく質の分解がさらに進んでしまいます。
また、運動後は、運動の負荷により筋肉の合成 (筋肉を修復する・筋肉をつくる) が
高まる時期なので、その時期に筋肉の元になるたんぱく質が不足していると
体の中で材料が足りなくなり、効率よく筋肉が作られなくなります。

だから、運動前には“糖質”、運動後には“糖質・たんぱく質 ”をとるようにいわれます。

◎運動前(試合前など)

糖質を中心の食事や補食
エネルギー源となるグリコーゲンを体にためておくため

●脂質多めだと消化に時間がかかるので、おすすめしない

●食事などは運動(試合など)の2.5~3時間前に食べ終わっておくのが理想【消化や血糖値の観点から】

●ゼリー飲料など負担になりにくいものでも量や個人差はあるが1時間前までが理想(量が少ないものだとおなかが痛くなりにくいと考えられる)

◎練習後

糖質・たんぱく質を中心の食事や補食

糖質:使った分のエネルギーの補給、
   早くとらないと筋肉分解が続く
たんぱく質:使った分+筋肉の材料として

●運動終わりすぐから補給を開始する
(ゴールデンタイム)

●疲れた体に脂質を入れると消化に負担がかかるので、試合当日は試合後も脂質は少なめにする

●糖質・たんぱく質を体でうまく使うにはビタミン・ミネラルも必要(足りない場合は日常から栄養補助食品の使用も検討)

急にいつもと違うことをすると、体が受け付けない場合もありますので、まずは、一度練習時にお試しください。


現代では日常生活を送るだけでも多くの方で栄養は不足していると言われています。

運動をする方ではその栄養、こどもであればもちろん健やかな成長のためにも必要です。

さらに、ケガをすればそこにも栄養が使われるので、不足しているとケガの治りやパフォーマンス、成長など何らかの形で不具合が出てくるのは当然ですよね…。

あなたの毎日の生活に栄養をプラス、かつ大事なタイミングで適切な栄養をプラスすることで、輝く毎日の実現にむけて、一緒に頑張りましょう♪

続きはこちら!
★コンビニで選ぶならこれ!好きなものより意味のあるものを! “補食” vol.3

ゴールデンタイムについてはこちらからご確認いただけます!
★運動後の栄養補給で知っておきたい“ゴールデンタイム”とは
★“ゴールデンタイム”にとるべき“糖質”と“たんぱく質”にはどんなものがある?