梅雨が明けると、本格的な夏が始まります。
こんな季節には、さわやかなレモンがぴったりではないでしょうか。
レモンの旬は、夏ではありませんが、やっぱり暑い季節にはこのようなさっぱりとした食材が欲しくなりますよね。
今回は、そんなレモンをテーマにお伝えします!
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★レモンと言えば?①
②ビタミンCが欠乏すると…
みなさん、一度は「壊血病(かいけつびょう)」という病名を聞いたことがあると思います。
これはビタミンCが欠乏することで起こる病気で、“出血が止まらなくなる”という症状が現れます。
15~16世紀、大航海時代に多くの船員を死に追いやったとされる壊血病は、当時不治の病として海賊以上に恐れられていたそうです。
しかし18世紀頃、イギリス海軍の船医が、レモンやオレンジを食べさせることで、壊血病を防げることを発見しました。
それから、イギリス海軍は船にレモンの積載を義務づけるようになったという歴史があるそうです。
“そんなのは昔の病気で、今のような飽食の時代には起こらないだろう”
と思ってしまいますが、実は現代でも十分に起こり得る病気なのです。
例えば、加熱調理です。
ビタミンCはとても熱に弱い性質を持っています。
“ビタミンCを豊富に含む食材だから”と意識して摂り入れているつもりでも、加熱調理ばかりしたものでは、思っているよりも十分に摂取出来ていないケースもあるのです。
また、多くの動物は、体内でビタミンCを合成することが出来ません。
壊血病をはじめ、ビタミンCの不足によって起こる様々な症状を予防するためにも、生で食べられる野菜やフルーツからもビタミンCを摂取しましょう。
スポーツや部活動の差し入れの定番「レモンのはちみつ漬け」。
レモンをはちみつと一緒に摂ることでエネルギーを素早く補給することが出来、疲労回復にも役立ちます。
とても理にかなった組合せなのです。
スポーツドリンクにレモン果汁を加えるのも手軽でおすすめですよ。