11月の食材 ~温州みかん②~

10月に続き、11月も旬の食材をテーマにしてお届けします!

少しずつ気温が下がり、落ち葉が風に舞う季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

今回は11月3日が「いい(11)み(3)かん」の語呂合わせでみかんの日であることにちなみ、温州みかんについて取り上げました。

②温州みかんの栄養

昔から冬の果物として食べられてきた温州みかん。
2015年には生鮮食品として、初めて機能性表示食品の認可(※)を受けたことでも注目を集めました(以下、みかんと表記)。

※みかんに含まれるβ-クリプトキサンチンが骨の健康に役立つとして認可

ここからはみかんに含まれる主な栄養素についてお話します。

◎β-クリプトキサンチン:
 みかんに含まれる色素の一種で、骨密度や骨強度の低下を抑制し、骨粗鬆症の予防にも役立ちます。
 ポンカンなどの柑橘類にも含まれますが、特にみかんに多い成分です。

◎ビタミンC:
 コラーゲンの合成に関わり、血管や皮膚の健康維持にも欠かせません。
 また、抗酸化作用や抗ストレス作用もあります。

◎クエン酸:疲労回復を助ける栄養素です。

◎ヘスペリジン:
 みかんの白い筋に含まれ、ビタミンCの吸収をよくしてくれます。
 その他にも毛細血管を強くして、動脈硬化予防にも働きます。


みかんは食べる前にもんだり、コロコロするとより甘味を感じやすくなります。

これは衝撃を受けると、みかん自身がクエン酸(酸っぱい成分)を使うからだそうです。

また、見た目ではへたの軸(丸い部分)が細めのものを選ぶと、甘い場合が多いそうですよ。

皆さんもみかんを食べる時に是非試してくださいね。