10月の食材 ~さつまいも②~

10月に入り、過ごしやすく秋らしい気候になってきましたね。

秋といえば、「スポーツの秋」「読書の秋」「芸術の秋」と様々ありますが、やはり「食欲の秋」という方も多いのではないでしょうか?

今回は10月13日がさつまいもであることにちなみ、さつまいもについてお届けします。

さつまいもの保存方法

【芋ほりで収穫したさつまいも】

(1)収穫したさつまいもは土がついたまま雨の当たらない日陰で3~5日程乾燥させます。
   乾燥させてから土を払うときれいに落とすことが出来ます。
(2)それから1本ずつ新聞紙で包んで、通気性の良い入れ物(段ボールや紙袋)に入れ、冷暗所で保存します。

さつまいもは収穫後も呼吸をしているため、通気性の悪い場所で保存していると二酸化炭素が充満し、傷みの原因にもなります。

また、さつまいもは水気に弱いため、一度水洗いをしてしまうと長期保存が出来なくなります。
洗わず土がついたままの状態で保存しましょう。

【スーパーで購入したさつまいも】

(1)まずは、さつまいもが呼吸できるようにビニールから出します。
(2)通気性の良い入れ物(段ボールや紙袋)に入れ、冷暗所で保存します。

土のついたさつまいも(洗っていないもの)であれば、上手に保存すれば3ヶ月以上もちますが、スーパーで売られている土のついていないさつまいもは、ほとんどが水洗いされているため、長期保存はむずかしいと言えます。

土のついたものを購入した際には、収穫したさつまいもと同様の方法で保存しましょう。

もともと、さつまいもは南米の温かい地域で栽培されていた食物であるため、寒さに弱いといった弱点があります

温度が低い場所で保管していると、低温障害になり傷みの原因となってしまうので、冷蔵庫に入れて保存しないように気を付けましょう

しかし、温かすぎるのもよくありません。
さつまいもは18℃を超えると芽が出てしまいますので、15℃前後の涼しい冷暗所で保存するのが良いでしょう。

ご家庭では、土間や床下収納があればより良いですが、なければキッチンや廊下、玄関など光が当たらない場所を選びましょう。


数年前、サッカー日本代表の選手たちが練習後の栄養補給に「干し芋」を食べていたことが報道され、注目を集めました。

体や脳のエネルギー源やミネラル、食物繊維も豊富に含まれる上、持ち歩きやすいのでアスリートにもぴったりの食材なんですね。

皆さんも運動後などにぜひ取り入れてみてください!

※さつまいもは食物繊維が多い食品のため、運動前の摂取にはご注意ください