10月に入り、過ごしやすく秋らしい気候になってきましたね。
秋といえば、「スポーツの秋」「読書の秋」「芸術の秋」と様々ありますが、やはり「食欲の秋」という方も多いのではないでしょうか?

今回は10月13日がさつまいもであることにちなみ、さつまいもについてお届けします。
①さつまいもの栄養
さつまいもといえば、「食物繊維が豊富で便秘解消・・・」
といった印象をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
もちろんその通り、さつまいもは食物繊維を豊富に含み、便秘に悩む人の強い味方ですが、それだけではありません。
他にも、
・コラーゲンの合成やメラニン色素の沈着を防ぐビタミンC
・細胞の老化を防ぐビタミンE
・高血圧やむくみの予防に役立つカリウム も豊富に含んでいます。
ちなみに、本来熱に弱い性質を持つビタミンCですが、さつまいもに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくいといった特長があります。
また、紫色の品種に含まれるポリフェノールの一種であるアントシアニンは、抗酸化作用があるため、ビタミンEと同様に細胞の老化防止やがんの予防などが期待されます。
さつまいもの便秘解消効果と言えば食物繊維ばかりが注目されがちですが、
切った時に断面に出てくる白い液「ヤラピン」も便秘解消に一役買っているのです。
ヤラピンは樹脂の一種で、胃の粘膜を保護したり、腸のぜん動運動を助けてくれるので、食物繊維と併せて便秘改善が期待できます。
そしてあの甘みの正体はでんぷんです。
さつまいもはアミラーゼ(でんぷん分解酵素)を多く含んでおり、
60~70℃でゆっくり加熱すると、酵素によってでんぷんが分解され甘みに変わっていきます。
これをうまく利用したのが焼き芋です。

ゆっくり加熱することで甘くておいしい焼き芋が出来るのです。
加熱が80℃以上になると酵素が働かないので、
電子レンジの急激な加熱ではあの甘みを引き出すことが出来ないのです。
ぜひ、さつまいもを加熱する際は、
「ゆっくり加熱」に気を付けて調理してみてください。
次回はさつまいもの保存方法についてご紹介します。
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【10月中公開予定】