誰しも『“健康”で長生き』がいいですよね!
健康で長く生きるためには、様々なことが大切ですが、“骨”が一番といっても過言ではありません!!
最近、『骨は私たちの若さを保ってくれる』とまでいわれています。
今回は、そんな骨について徹底解剖しましょう!!!
①なんで骨のつくり替えは行われるの?
骨は大人になってもつくり替えが行われています。
こどもであれば、目に見えて成長していくので、わかりやすいですが、大人でもだいたい3~5年で、全身の骨が新しいものに入れ替わっています。
なぜつくり替えが必要なのかというと…
骨は古くなると弾力性を失いもろくなってしまいます。
骨が生まれ変わることにより、しなやかさと強さ、つまり若さを取り戻すことになります。
皮膚の上から触ると硬く感じるので弾力性?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、骨は弾力のある構造をしています。
(骨の構造について気になられる方は、調べてみてください。)
次に骨のつくり替えの仕組みを説明します。
骨は若さを取り戻すために、古い骨は壊され(骨吸収といいます)、新しい骨が作られます(骨形成といいます)。
◎骨吸収
骨を壊すのは、破骨細胞(はこつさいぼう)。
古くなった骨のカルシウムやコラーゲンを、酸や酵素で溶かします。
溶かされたカルシウムは、血管を通って全身に運ばれます。
◎骨形成
骨をつくるのは、骨芽細胞(こつがさいぼう)。
骨芽細胞は、破骨細胞が骨を壊したことによって出来た骨の穴に集まり、骨の材料となるコラーゲンなどを分泌し、それにリン酸カルシウムが沈着して修復されます。
これはどのような方でも行われており、この骨の代謝を骨代謝(こつたいしゃ)と呼びます。
役目を終えた骨芽細胞の一部は、骨の中に入って「骨細胞(こつさいぼう)」になり、骨の表面で休止状態になります。
また、骨細胞は、骨の形成におけるアクセル役とブレーキ役のメッセージ物質を出しています。
◎骨をつくり替える必要がある場合
骨細胞が「骨を作って」と呼びかけるアクセル役のメッセージ物質を出し、それによって骨芽細胞が活動を再開します。
◎十分な骨が出来た場合
骨細胞が骨をつくるのをやめようと語りかけるブレーキ役のスクレロスチンというメッセージ物質を出し、骨芽細胞の活動が停止します。
私たちの若さを保つために行われる骨のつくり替え。
ただ、最新の研究では骨は骨以外の部分にも働きかけ、若さを保っているといわれています。
大人になっても骨が生まれ変わっているって知っていましたか?
大人だと見た目が変わらないのに、日々生まれ変わっているって不思議ですよね!
次回は【若さを保つ】の部分についてお話ししていきます!
乞うご期待!!