3月1日~8日までの8日間は「女性の健康週間」です。
女性が自らの健康に目を向け、生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を過ごすための支援を目的として定められました。
女性はホルモンの状態、ライフステージによって男性とは異なる心身の変化をしています。
女性だけでなく、男性や周囲の方も心と体の特徴を知っておきたいですね。
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★知っておこう!女性の体と健康①
①ヘルスリテラシーを高めよう
フェムケア、フェムテックなどの新しいサービスや製品の活用、社会的なサポートと併せて、私たち自身がヘルスリテラシーを高めることも大切です。
女性特有の疾患は症状が現れる頃には重篤化している場合もあり、定期的な受診や検診が必要です。
欧米では若い頃からかかりつけの産婦人科をもつことは一般的ですが、日本では婦人科は「妊娠した時に行くところ」というイメージが強く、若いうちから受診する人が少ないのが現状です。
また、子宮がん・乳がん検診の受診率も国際的に低く、最も高いアメリカが76.5%なのに対して日本は44.6%に留まっています(※)。
※公益財団法人がん研究振興財団「がんの統計2023」
自分(女性)の体について、まだまだ知らないことも多いですよね。
「女性の健康週間」で検索すると国や自治体が発信している様々な情報をご覧いただくことが出来ますよ。
見て、知って、興味を持っていただくことで自分自身の体を守ることにつながれば一番いいですね。
②現代の女性の月経回数は多すぎる?
昔、女性の出産回数が多かった時代は(妊娠・授乳中は排卵しないため)、一生のうち月経は100回にも満たなかったといわれています。
現代の女性は初潮年齢が早まった他、出産回数が減少したため、はるかに多い約400回と推測されています。
月経の回数が多いとそれによる煩わしさ、不調を抱える期間が長くなるだけではありません。
回数が多いとその分、子宮や卵巣がダメージを受けるため、病気(子宮内膜症、子宮筋腫、卵巣がん、乳がんなど)になるリスクが高くなることが分かってきました。
そこで注目されているのが月経が4か月に1回だけ起こるよう設計されたピルです。
月経の回数を減らすことで婦人科疾患の予防の他、子宮内膜症の痛みや月経困難症の症状を軽くする効果もあるそうです。
これまで我慢するのが当たり前だったことが変わっていくといいですね!