普段、私たちが何気なく行っている呼吸。
吸っては吐いてを繰り返すこと、1日におよそ3万回!
その呼吸を意識すると免疫機能が整ったり、メンタルヘルスにもよい影響を及ぼすことが知られています。
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★呼吸とメンタル①
①口呼吸の問題点
口呼吸になるとどんな問題があるのでしょうか。
鼻は加温・加湿と空気清浄を一気に行うフィルターの役割を果たしています。
つまり鼻呼吸は「天然のマスク」をしているようなものです。
反対に口はもともと呼吸をするための器官ではないため、口呼吸になると、汚れたままの空気がそのまま肺に送られてしまい、感染症などにかかりやすくなってしまいます。
また、口呼吸ではどうしても浅い呼吸になってしまい、酸素と二酸化炭素の交換が不十分になってしまいます。
浅い呼吸は交感神経が優位になりやすく、副交感神経も十分に働くことが出来ません。
「自分も口呼吸になっているかも?」と思ったら、口を閉じた状態で舌の位置がどこにあるかチェックしてみてください。
本来、鼻呼吸をする時、舌は上あごについています。
舌の筋力が衰えて舌の位置が下がってしまうと口呼吸になりやすいのだそうです。
舌先が上の歯の裏や下の歯の裏についていた方、舌がどこにも触れず宙ぶらりんの方は注意が必要です。
②あいうべ体操
「舌の位置が下がっている」「口で呼吸をしてしまう」という方におすすめなのが『あいうべ体操』です。
やり方は簡単。
「あ」「い」「う」と口を大きく動かした後、「べ~」と舌を3回思い切り下に伸ばすだけです。
【あいうべ体操のやり方】
(1)「あ~」と口を大きく開ける(1秒キープ)
(2)「い~」と口を大きく横に広げる(1秒キープ)
(3)「う~」と口を強く前に突き出す(1秒キープ)
(4)「べ~」と思いっきり舌を出し、下に伸ばす(1秒ずつ3回)
(5)(1)~(4)を30回繰り返す(10回を1セットとして3セットに分けてもOK)
※口を動かすだけで声は出しても出さなくてもOK
※入浴中は口が乾燥しにくいのでおすすめ
また、『あいうべ体操』は口呼吸の改善だけでなく、顔のむくみ解消やたるみ・しわへの効果も期待出来るそうです。
皆さんもちょっとした時間にやってみてくださいね。