普段、私たちが何気なく行っている呼吸。
吸っては吐いてを繰り返すこと、1日におよそ3万回!
その呼吸を意識すると免疫機能が整ったり、メンタルヘルスにもよい影響を及ぼすことが知られています。
①呼吸の効果って?
まず、呼吸について説明していきましょう。
”胸式呼吸”と”腹式呼吸”という2つの名前は聞かれたことがあるかもしれません。
胸式呼吸は普段、私たちが無意識に行っている呼吸であり、浅く・短いものが多く、交感神経に働きやすい呼吸です。
腹式呼吸は肺の下にある横隔膜の動きを利用した呼吸です。
横隔膜は自律神経が集中しており、息を吐く時には副交感神経が強く働きます。
そのため、ゆっくりとした大きな呼吸は副交感神経をスムーズに働かせ、体をリラックスさせることが出来ます。
自律神経は自分の意思でコントロールすることが出来ないものですが、呼吸を意識することでコントロールすることが出来るのです。
また、副交感神経は免疫の働きを正常化させる働きもあるため、呼吸を整えることがひいては免疫機能にも良い!という訳です。
②10秒呼吸法
「なかなか腹式呼吸をするのは難しい…」という方にやっていただきたいのが、これからご紹介する『10秒呼吸法』です。
【10秒呼吸法のやり方】
(1)目をつぶって、いったん体に入っている息を「フーッ」と吐き出す
(2)3秒で鼻から息を吸う
(3)1秒で息を止める
(4)6秒で口からゆっくり吐く
(5)(2)~(4)を1分程度繰り返す
※姿勢は座っていても、立っていても横になっていてもOK
※10秒呼吸法の最後は10回ほど手をグーパーさせると◎
私も気持ちが焦っている時にやっています。
仕事中に目を閉じるのは難しいので、目は開けたままですが、やった後は肩の力が少し抜けたような感じがします。
次回は口呼吸の問題点とおすすめの口の体操をご紹介します。
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★呼吸とメンタル②