「セロトニン」「ドーパミン」「アドレナリン」…
人の行動や感情は、上記のような脳内の【神経伝達物質】の働きが深く関係しています。
楽しい気分になったり、どうしようもなく不安になったり…メンタルのコントロールが難しいときって誰にでもありますよね。
【神経伝達物質】の仕組みが分かれば、感情とうまく付き合うヒントになるかもしれません!
①心って?
どんな場面でもメンタルが安定している人のことを、「心が強い」とよくいいますよね。
脳の中には約1千億以上の神経細胞が存在し、目や耳から受け取った情報は、電気信号として伝わっていきます。
神経細胞同士が情報を伝えていき、この情報が記憶と組み合わさることで「心」が生まれます。
情報伝達で重要な役割を果たしているのが【神経伝達物質】で、これらの“種類”と“量”が心の状態を決めているんです!
②神経伝達物質の種類
神経伝達物質は約100種類ほどありますが、どのように働くかが明らかになっているものはかなり少ないそうです。
そんな謎の多い神経伝達物質ですが、大きく分けると【興奮性】と【抑制性】の2種類に分類されます。
代表的なものは、以下の通りです。
【興奮性の例】
ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニン など
【抑制性の例】
GABA(γ-アミノ酪酸)、グリシン など
【興奮性】の神経伝達物質が多すぎるとイライラが増し、不足すると気分が低下してうつのような状態になってしまいます。
【抑制性】も、多すぎたり少なすぎたりすると体や心に異常をきたします。
栄養素と同じで、バランスよく存在することが大切なんですね。
次回は抑制性の代表格『GABA(ギャバ)』について詳しくご紹介します。
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★メンタルコントロール②