秋の果物と聞かれると何が思い浮かびますか?
9月1日は「キュー(9)イ(1)」の語呂合わせで「キウイの日」です。
果物の消費量が落ち込むなかで、キウイは年々消費量を伸ばすなど人気が高まっています。
今回はそんなキウイをテーマにお届けします。
キウイの栄養
キウイにはビタミンCをはじめとしたビタミン類や食物繊維、カリウム、ミネラル、ポリフェノールなどが豊富に含まれています。
また、アクチニジンというたんぱく質分解酵素を含むため、肉や魚をやわらかくする作用も。
そんなキウイが特に優れているのは“栄養充足率”と呼ばれるものです。
“栄養素充足率”とは、同じ量(100g)を食べた時にビタミンやミネラル、食物繊維などの17種類の栄養素が基準値に対してどのくらい含まれているかを数値化したものです。
数値が高ければ高いほど、様々な栄養素がバランスよく、高密度に含まれていることを表しています。
キウイは身近な果物の中でこの値がナンバーワンなのです!
※グリーンキウイが12.5に対して、いちご9.2、バナナ8.2、柿7.5
つまり同じ量の果物を食べる場合、一番効率よく栄養が摂れるということですね♪
「キウイを食べてから日光を浴びると日焼けやしみがひどくなる」
そのような情報がテレビやインターネット上で広まったことがありますが、これは誤った情報です。
『ソラレン』は、紫外線の吸収を高め、肌にダメージを与える性質があります。
「キウイなどの果物にも『ソラレン』が含まれているため、朝に食べるのは避けた方がよい」というのが、日焼けやしみがひどくなる理由として挙げられていますが…実際にはキウイフルーツにソラレンは含まれていません!(※)
これからも好きなタイミングで召し上がってくださいね。
皮をむくのが面倒な方は半分にカットした後、スプーンですくって食べるのもおすすめですよ。
※「果物や野菜に含まれるソラレンの量はどのくらい?」にお答えします【拡散希望】
https://www.komajo.ac.jp/uni/window/healthy/he_diary_teacher_20002.html
(駒沢女子大学 西山一朗教授らによる分析より)