貧血にご用心③

夏場は汗と一緒に鉄などのミネラルも流れてしまうため、貧血を起こしやすい時期です。

鏡の前でアッカンベーをしてみてください。
下まぶたの裏が白くなっていたら…。

それは、貧血のサインかもしれません。

最初から読みたい方はこちら!
★貧血にご用心①
★貧血にご用心②

④鉄欠乏性貧血を予防するために

◎鉄

ヘモグロビンの構成成分です。
鉄には、肉や魚などの動物性食品に含まれるヘム鉄(吸収率:約25%)と野菜や海藻類などに含まれる非ヘム鉄(吸収率:約5%)があります。

非ヘム鉄の吸収率はヘム鉄に比べると低いですが、たんぱく質やビタミンCなどと一緒に摂ることで吸収率が上がります。
(ヘム鉄:レバー、カツオなど/非ヘム鉄:小松菜、ひじきなど)
※コーヒーや緑茶に含まれるタンニンや生のほうれん草(茹でればOK)に含まれるシュウ酸は、鉄と結合し吸収を妨げるため、鉄を含む食品を摂取するときには注意が必要です。

◎銅

ヘモグロビンが作られるときに必要な酵素の構成成分です。
(レバー、タコ、大豆、ごまなど)

◎亜鉛

赤血球の膜の構成成分であり、丈夫な赤血球を保つために必要です。
(牡蠣、牛肉、うなぎ、大豆など)

◎たんぱく質

鉄の吸収を助けると同時に、鉄とともにヘモグロビンを作ります。
(カツオやマグロなど赤身の魚、牛肉など)

◎ビタミンC

鉄の吸収を助けます。
(緑黄色野菜、いも類、柑橘類など)


鉄欠乏性貧血を予防するためには、鉄の摂取はもちろんですが、吸収を助けてくれる栄養素などを一緒に摂取することも大切です。

1日3食のバランスのよい食事を心がけましょう!